ChatGPT英会話を何から始めればいいか分からない。そんな大人の初心者でも、最初の1週間でやることを1日目から決めておけば、その日のうちに会話が始められます。

この記事は「網羅型の汎用ガイド」ではなく、初心者が最初の1週間でつまずかないことに振り切った構成です。アカウント準備から、1日目〜7日目に「その日やること」と「コピペできるプロンプト」を1セットずつ用意しました。何から手をつけるか迷う時間をなくすのが狙いです。

専門用語はできるだけ使いません。まずは下の早見表で1週間の流れをつかみ、5分だけ画面を開くところから始めてみてください。

ChatGPT英会話・最初の1週間の早見表

その日にやること 使うプロンプト
1日目 アカウントを作り、初回プロンプトを送って文章で5分話す 初回プロンプト(後述)
2日目 同じ初回プロンプトを送り、もう一度文章で5分話す 初回プロンプト(同じでOK)
3日目 話題を「仕事」に変えて話す 話題変更プロンプト
4日目 話題を「趣味」に変えて話す 話題変更プロンプト
5日目 音声モードを初めて1分だけ試す 初回プロンプト+音声
6日目 その日の英文をまとめて添削してもらう 添削プロンプト
7日目 1週間で使った言葉を振り返る 振り返りプロンプト

各日のプロンプトは、このあとの章にそのままコピーできる形で用意しています。

※本記事のケーススタディは、編集部が複数事例から構成した想定ペルソナです。

ChatGPT英会話は何から始めればいい?まず準備するもの

「ChatGPT英会話を何から始めればいいか分からない」という初心者は、準備として「ChatGPTのアカウント」と「最初に送る一文」の2つだけ用意すれば大丈夫です。お金も英語力も、最初は要りません。

ChatGPTは、文章でやり取りできるAIサービスです。こちらが英語や日本語で話しかけると、相手役として英語で返してくれます。英会話教室と違い、予約も相手の都合もいりません。

まずはスマホかパソコンで、公式サイトまたはアプリからアカウントを作ります。メールアドレスかGoogleアカウントがあれば、数分で登録できます。無料プランから始めて問題ありません。

アカウント作成の手順

スマホの場合は、アプリストアで「ChatGPT」を検索し、提供元がOpenAIのアプリを入れます。似た名前の非公式アプリに注意してください。

アプリを開いたら、画面の案内にそってメールアドレスかGoogleアカウントで登録します。パソコンの場合は、ブラウザで公式サイトにアクセスし、同じ手順で登録できます。

登録が終われば、もう英会話を始められる状態です。設定を細かくいじる必要はありません。

無料プランで足りるのか

最初の1週間は、無料プランで十分です。文章でのやり取りは、無料でも回数に余裕があります。

音声で話す機能も、無料プランで使えます。ただし無料の場合、音声会話の利用時間に上限があります。2026年5月時点では、無料ユーザーの高度な音声モードはおおむね1か月あたり短時間に制限されているため、長く話したくなったら有料プランを検討する流れです。

プランの違いをじっくり比べたい人は、ChatGPT無料とPlusどっちが英語学習向きかも参考になります。

初回プロンプトには何を書けばいいですか?

最初の一文には「初心者向けに・短い文で・日本語の補足つきで話して」と書きます。これだけで会話の難しさが一気に下がります。

プロンプトとは、ChatGPTに送る指示文のことです。最初にどんな相手役になってほしいかを伝えると、その通りにふるまってくれます。難しい英語を返されて固まる、という失敗を防げます。

下のプロンプトを、そのままコピーして最初に送ってみてください。日本語のままで構いません。

コピーして使える初回プロンプト

英語にまだ自信がない人は、まず次の指示文を送ります。


あなたは英会話の先生です。私は英語が苦手な初心者です。
これから簡単な英会話の練習をしたいです。
次のルールを守ってください。
1. 短くて簡単な英文で話してください。
2. 英文のあとに、日本語の意味を必ずつけてください。
3. 私が答えたら、間違いをやさしく直してください。
4. まずは「今日の天気」について、あなたから1つ質問してください。

このプロンプトを送ると、ChatGPTが先生役になり、短い英語の質問を日本語つきで投げてくれます。あなたは英語でも日本語でも答えられます。

話す話題を変えたいとき

天気以外の話題にしたいときは、最後の行だけ書き換えます。例えば次のように指定します。


まずは「昨日の夕食」について、あなたから1つ質問してください。

「自己紹介」「週末の予定」「好きな食べ物」など、自分に身近な話題ほど続きやすくなります。話題は毎日変えなくてかまいません。

音声で話すにはどうすればいいですか?

スマホアプリの入力欄にある音声アイコンをタップすると、声で会話できます。ただし、最初の数日は文章入力のままで十分です。

音声モードは、実際に口を動かして発音できるのが魅力です。一方で、いきなり声で話すと焦って何も言えなくなりがちです。まずは文章で会話の流れに慣れ、慣れてから音声を足すのがおすすめです。

アプリ画面の入力欄の近くに、マイクのアイコンと、波形のような音声会話アイコンがあります。波形のアイコンをタップすると、相手の声を聞きながらリアルタイムで話す形になります。

音声モードを使うときのコツ

最初は、答える前に頭の中で日本語を英語に直す時間がかかります。それで構いません。

うまく言えないときは、英語の途中で日本語をまぜても通じます。「えっと、I want to... 旅行に行きたい」のように話しても、ChatGPTが汲み取ってくれます。完璧を目指さないことが続けるコツです。

iPhoneでの細かい設定やAirPods連携は、iPhoneの音声入力でChatGPT英会話にまとめています。

音声が苦手なら文章のままでもいい

声を出しにくい環境の人は、ずっと文章入力のままでも学習になります。英作文の練習として効果があります。

通勤電車や深夜など、声を出せない場面では文章、家でひとりのときは音声、と使い分けるのが現実的です。無理に音声へ移行する必要はありません。

最初の1週間でやること:1日目〜7日目の進め方

ここがこの記事の中心です。最初の1週間は「1日5分・同じ時間」で固定し、各日に「その日やること」を1つだけ決めておきます。内容を増やすより、続ける型をつくることが目的です。

英語学習でいちばん多い失敗は、初日に頑張りすぎて2日目に疲れてやめることです。最初の週は、あえて物足りないくらいの量に抑えます。下の1日目から7日目までは、会社員のAさん(編集部の想定ペルソナ)が無理なく回せた進め方をもとにしています。自分の生活に合わせて調整してください。

1日目:アカウントを作り、文章で5分話す

その日にやることは「アカウント作成」と「初回プロンプトを送って文章で5分話す」だけです。音声や設定はまだ触りません。下の初回プロンプトをコピーして、最初に送ります。


あなたは英会話の先生です。私は英語が苦手な初心者です。
これから簡単な英会話の練習をしたいです。
次のルールを守ってください。
1. 短くて簡単な英文で話してください。
2. 英文のあとに、日本語の意味を必ずつけてください。
3. 私が答えたら、間違いをやさしく直してください。
4. まずは「今日の天気」について、あなたから1つ質問してください。

英語でも日本語でも、答えられる言葉で返せば十分です。5分たったら終了して構いません。

2日目:同じプロンプトでもう一度話す

2日目は新しいことを足しません。1日目と同じ初回プロンプトを送り、もう一度文章で5分話すだけです。「同じことの繰り返し」が、初心者には一番効きます。同じ流れをくり返すほど、英語が口から出やすくなります。

3日目:話題を「仕事」に変える

慣れてきたら、初回プロンプトの最後の行だけ書き換えて話題を変えます。3日目は「仕事」にします。


まずは「最近の仕事」について、あなたから1つ質問してください。

身近な話題ほど、答える英語が浮かびやすくなります。

4日目:話題を「趣味」に変える

4日目も最後の行だけ書き換え、話題を「趣味」にします。


まずは「私の趣味」について、あなたから1つ質問してください。

ここまでで、初回プロンプトの一部を自分で書き換える操作に慣れます。

5日目:音声モードを1分だけ試す

5日目に初めて音声モードを試します。長くやる必要はありません。1分だけで十分です。初回プロンプトを送ったあと、入力欄近くの波形アイコンをタップして、声で1往復してみます。うまく言えなければ日本語をまぜても通じます。音声がまだ怖ければ、文章のままでも構いません。

6日目:その日の英文を添削してもらう

6日目は、その日話した英文をまとめて直してもらいます。会話の最後に次のプロンプトを送ります。


今日の私の英文を、間違いがあれば直してください。
直した理由も、日本語で一言そえてください。

その日のうちに弱点が分かるので、同じ間違いをくり返しにくくなります。

7日目:1週間を振り返る

最終日は、1週間で使った言葉を振り返ります。次の指示文で復習できます。


この1週間、私はあなたと簡単な英会話を練習しました。
私がよく使った英単語や表現を5つ選んで、例文と日本語訳をつけてください。
初心者向けに、やさしい言葉でお願いします。

自分が実際に使った言葉だけが並ぶので、ふつうの単語帳より記憶に残ります。これを次の週の出発点にすると、自然に内容が積み上がります。続け方を本格的に固めたい人は、ChatGPT英会話を続けるコツで具体的な仕組みを紹介しています。

途中でつまずいたらどうすればいいですか?

つまずきの多くは「英語が難しすぎる」か「何を話せばいいか分からない」の2つです。どちらもプロンプトを足すだけで解決できます。

ChatGPTは指示に正直に従うため、難しいと感じたら「もっと簡単にして」と伝えれば、その場で調整してくれます。我慢して合わせる必要はありません。

よくあるつまずきと、その場で送れる対処のプロンプトを並べます。

英語が難しくて返事が止まるとき

相手の英語が長い、知らない単語が多い。そんなときは次の一文を送ります。


今の文が難しかったです。中学1年生でも分かるくらい、やさしい英語で言い直してください。

これで文がぐっと短くなり、知っている単語中心に戻ります。何度送っても問題ありません。

何を話せばいいか思いつかないとき

会話が続かないときは、話題そのものをChatGPTに出してもらいます。


私は何を話せばいいか分かりません。初心者でも答えやすい質問を、3つ出してください。
日本語の意味もつけてください。

選択肢が3つ出るので、答えやすいものを選ぶだけで会話が再開します。沈黙を恐れなくなります。

自分の英語が合っているか不安なとき

通じているか不安なら、最後にまとめて添削を頼みます。


今日の私の英文を、間違いがあれば直してください。
直した理由も、日本語で一言そえてください。

その日のうちに弱点が分かるので、同じ間違いをくり返しにくくなります。AI英会話が自分に向くか迷う人は、AI英会話は意味ない?効く人と効かない人も読んでみてください。

学習をもっと効率化したい段階に進んだら、オンライン英会話との併用も選択肢になります。

ChatGPT英会話の始め方でよくある質問

Q1. 英語が中学レベルでも始められますか?

始められます。初回プロンプトで「初心者向け・短い文・日本語の補足つき」と指定すれば、中学レベルの単語で会話が回ります。むしろ、苦手な人ほどAI相手のほうが気楽に練習できます。

Q2. 無料のままでも英会話の練習になりますか?

なります。文章でのやり取りは無料プランで十分続けられます。音声会話は無料だと利用時間に上限がありますが、最初の1週間は文章中心で問題ありません。物足りなくなってから有料を検討すれば十分です。

Q3. 1日どのくらいやればいいですか?

最初の週は1日5分で固定するのがおすすめです。長くやるより、毎日同じ時間に開くほうが続きます。慣れてきたら、自然と10分、15分と伸びていきます。

Q4. 発音は直してもらえますか?

文章では発音は分かりませんが、音声モードなら話した内容をもとに言い直しを促してくれます。発音の練習を本格的にしたい場合は、音声モードに慣れてから取り組むとよいです。

Q5. 間違えた英語を話しても大丈夫ですか?

まったく問題ありません。AIは何度間違えても呆れたりしません。むしろ「間違いをやさしく直して」とプロンプトで頼んでおけば、間違いがそのまま学びに変わります。

まとめ

  • 何から始めるか迷う初心者でも、アカウント作成と初回プロンプトの2つが済めば、その日から始められます
  • 最初の1週間は1日目〜7日目で「その日やること」を1つだけ決め、各日のプロンプトをコピペして使えば迷いません
  • 1〜4日目は文章中心、5日目に音声を1分、6日目に添削、7日目に振り返り、と段階的に足していきます
  • 1日5分で固定し、内容を増やすより続ける型をつくることを優先します